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火星の大気がなくなった訳

○NASA探査機観測の研究成果を発表

米航空宇宙局(NASA)は5日、かつて火星を覆っていた大気の大部分が、太陽が原因で失われたとする研究成果を、米科学誌サイエンスに発表した。

かつて火星を覆っていた大気の大部分が失われた原因について、太陽から吹き出したプラズマを含む強烈な磁気嵐(太陽風)によって吹き飛ばされたという研究成果を発表した。

太陽から電子や陽子などの粒子が降り注ぐ「太陽風」が、火星の大気を吹き飛ばしていることが探査機の観測で確かめられたという。

○大気がなくなった原因は「太陽風」か

NASAは2013年に打ち上げた火星探査機メイブンの観測データを解析。

観測の結果、太陽風によって火星の大気から大量のイオンが奪われていたことが判明。

太陽風が吹き付けた反対側などで、毎秒100グラムの大気が宇宙空間に吹き飛ばされていることを確認した。

太陽表面でコロナ質量放出(CME)のような爆発現象が発生するたびに、粒子を帯びた太陽風で大量の酸素や二酸化炭素が奪われたと考えられるという。

長期間では大量の大気が失われることになる。

○かつて火星は水や大気があったとされる

数十億年前の火星は濃い大気に覆われ、気候は温暖で豊かな川が湖や海に注いでいたというのが定説とされる。

火星はこれまでの観測で、かつてはもっと厚い大気の層があり、暖かく、水が循環して川や海を形成したとみられる。

昔は火星は 地球と同じような環境だったと 考えられているみたいだな…

○火星の大気が失われた過程は謎だった

Photo by Digital Vision. / Photodisc

しかしそれを現在のように乾燥した冷たい惑星に一変させた理由は解明されていなかった。

現在の火星には、地球の大気密度の1%足らずの非常に薄い大気しか存在していない。

現在は主に二酸化炭素の大気が薄く存在しているだけだという。

○火星では今も大気が減り続けている

NASAによると、無人火星探査機「メイブン」の観測で、火星では大気が薄くなった今も毎秒100グラムのガスが宇宙空間に放出されていることがわかった。

形成期の太陽は活動が活発だったことから火星の環境に多大な影響を及ぼした可能性がある。

NASAは「太陽活動が活発な時期には、より多くの大気が失われていたはずで、火星の気候変動の主因と考えられる」と分析した。

火星は毎秒100グラムの大気が抜けていく!? ということは、テラフォーミングって難しいのではなかろうか。

○地球は磁石のような磁場で守られている

大気中のイオンが奪われる現象は地球でも発生しており、理論的には地球も火星のような運命をたどる可能性はある。

同じ太陽風は地球にも吹くが、NASAの研究者は「地球は磁石のような磁場を持っていて、これが大気を守った」と話した。

多くの場合、地球は磁場によって太陽フレアから守られている。

地場によって太陽フレアから守られてる地球。しかし、いつか核が止まり地場が減少するかもしれない。そうなれば大気が宇宙空間へ流出し、生命は地上で生存できなくなる。数十億年前の火星がそうだったように。

○磁場が減衰し大気が無くなった

太陽からみて地球より遠くにある火星にもかつては同様の磁場が存在していたかもしれないが、火星の核の動きが止まるのに伴い磁場は減衰した。

地球の核では熱と高圧で溶けた鉄が対流することで磁場を発生させるが、サイズの小さい火星では、こうした対流があったとしても早くに冷えて固まってしまったと考えられている。

また、火星でも地球と似たようなオーロラが観測できることや、火星のちりは別の惑星から来ていると思われることも今回の観測で明らかになった。

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